手術不要の切らない関節治療は、ご自身の血液から抽出した有効成分を患部に注射する治療です。
早期治癒や痛みの軽減が期待できますが、当院ではさらにピラティスと組み合わせることで、施術後のサポートも行います。
切らない関節治療では、自己血液から取り出した高濃度の血小板を用いて治療を行いますが、血小板には細胞の再生や組織修復を促す成分が含まれています。患者様ご自身の血液を使用するため、感染症やアレルギー反応が起こりにくい点が最大の特徴です。
患者様ご自身の血液を採取し、血小板を濃縮します。その後、濃縮された成分を患部に注入、塗布、または注射することで治療を行います。関節だけでなく、腱や靭帯などさまざまな部位に打つことができ、採血したその日のうちに治療が可能です。
切らない関節治療は、関節炎や腱や靭帯の損傷、筋肉の損傷などのスポーツ外傷、脱毛治療、美容整形など、さまざまな症状や疾患に応用されています。鎮痛薬の内服やヒアルロン酸の関節注入など、従来の治療法で効果を感じられなかった方も、症状が改善する可能性があります。
切らない関節治療を安全に受けていただくためには、重篤な合併症がなく全身状態が良好であること、貧血の所見がないことなど、いくつかの適応基準があります。他にも、感染症や発熱、薬剤過敏症、がんの治療中や免疫抑制剤を内服中の方は治療を行うことができません。なお、有効率は病態や血小板の反応性、成長因子の多さによって異なります。
患者さまの症状や切らない関節治療が適応なのか問診にて判断させていてだきます。
治療に進む方には詳しい治療内容、効果、デメリットを詳しく説明させていただきます。
2回目の来院で血小板を抽出するための採血を行わせていただきます。
院内で抽出した血液から血小板を抽出し、痛みのある患部へと注射します。
１ヶ月、３ヶ月、６ヶ月後を目安に経過観察の受診を行っていただきます。
※ 切らない関節治療には第ニ種（関節内）、第三種（関節外：筋・腱・靭帯など）があります。
どちらも１回あたりの採血、培養、注射は税込45,000円です。
【第二種】
変形性関節症、関節内軟骨損傷、半月板損傷、関節内靭帯損傷、関節内組織損傷、関節炎等の関節内の炎症に適応します。
【第三種】
上腕骨外側上顆炎（別名：テニス肘）、上腕骨内側上顆炎、アキレス腱炎、足底腱膜炎、膝蓋腱炎（別名：ジャンパー膝）、肉離れ等の外傷に幅広い症状に適応します。
効果と持続性
安全性
副作用
一時的な炎症反応として痛みや腫れ、赤みなどの症状が出る場合があります。
治療後は関節を動かす必要があります。治療後は翌日から約1ヶ月間リハビリテーションを受けてください。
治療後の数日間は血流が良くなる活動を行うと痛みがでる場合があります。治療当日は、入浴や飲酒、喫煙、激しい運動やマッサージは控えるようにしてください。
